7月にnoteアカウントを作成して、1ヵ月以上が経過しました。
そこで運営して感じた所感をWordPressも運営している視点を中心に綴ってみました。
noteもWordPressも文章を書くメディアの色が強いですが、それぞれに強みがあるため、どちらも上手に使い分けるのが良いと感じました。
noteを運営して1ヵ月
noteに登録してから1ヵ月が経過しました(正確には7月に登録してるので、2ヵ月近く)。
丸々1ヵ月の数値も取れるようになったのでここいらで所感を書こうと思った次第です。
投稿は週に1本を継続しました。
このブログが月に1本ペースなのでそれを考えるとよく投稿した方だと思います。
1ヵ月の数値は次の通り。

これが多いのか少ないのかは、平均値がわからないので判断付かないのですが、個人的にはある程度見てもらえてるし、反応もいただけてるので悪くないと思っています。
実際に使って感じたメリット
操作性
noteは文章特化型なメディアだけあって、とにかく文章を書くことに集中できます。
操作画面もシンプルで見出しや目次の挿入なども直感的に行えるようになっています。
投稿のフェーズでも最低限行うのはタグ付けのみ。
ショートカットも使えるし、しかも編集画面の左側に表示されてるので「ショートカットなんだっけ?」がないのも助かります。
集客面
noteはSNSの側面もあり、始めたばかりでも集客しやすいと感じました。
タグ付けをすることでタグからの流入、他の方の記事に「おすすめ」でリンクされるなど、いくつも流入経路が自動的に作られます。
次項にも書きますが、スキやコメントなどで交流することでアクセスしてもらえるもの利点です。
コミュニティ性
noteではスキ、コメント、フォローの3つが主なコミュニケーション方法。
スキ
「スキ」はXでの「いいね」に当たるもので、記事ごとにポチっとハートボタンを押します。
比較的アクションしやすい反面、スキからこちらへのアクセスの期待値は低めです。
低めですが、効果がないわけではないと思います。
コメント
「コメント」は記事にコメントを残せるものです。
コメントを残すとお返事をもらえ、自分の記事へのアクセス並びにコメントをもらえるきっかけになります。
スキよりもハードルが高い分、リターンも大きいです。
フォロー
「フォロー」すると自身のトップページにフォローしている方の新規投稿が並ぶようになります。
私は自分からフォローするようにしていて、そこそこフォロー返してもらえるかなって感じです。
現在80名ほどフォローしていますが、そろそろトップページの新規投稿全部に目を通すのが厳しくなってきました。
おそらくフォロー数が多い方は新規投稿から見るのは困難なのではないかなと思います。
3つコミュニケーション方法があり、それぞれ一長一短ありです。
どれもnoteユーザー同士という条件にはなりますが、とても気軽にコミュニケーションが取れると感じています。
おかげで、始めたばかりでも記事が読まれている実感があり、孤独感も感じにくかったです。
使って感じたデメリット・物足りなさ
カスタマイズ性
noteはシンプルで文章を書くのに特化してる反面、レイアウトやデザインのカスタマイズはほとんどできません。
見出しを装飾したいであったり、文字に色を付けたいなど、見栄えにこだわりたい方には物足りないと感じると思います。
プラットフォーム依存
noteはnote株式会社が運営しています。
ともなれば、会社が倒産したり、noteのサービスを終了したりすると、今まで積み上げてきたものがなくなるリスクがあります。
これはプラットフォームを利用する以上、避けられないリスクですね。
サービス終了は一番のリスクですが、それ以外にも仕様が変わるようなちょっとした変化はあるでしょう。
先日はコメントに返信ができるようになりました。
これは多くの方が喜ぶ仕様変更だと思いますが、喜ばれるものばかりとは限りません。
noteとWordPressの比較
noteのメリット、デメリットを挙げたところで、WordPressと比較してみたいと思います。
シンプル or カスタマイズ
noteは書くことに集中できるようにシンプルさが特徴です。
私も記事を書くにあたり、すぐに執筆に入れて、公開までの手間が少ないことでこの特化した形の良さを感じています。
それに対してWordPressはやはりカスタマイズ性の高さがポイントになってきます。
見出しのデザイン、文字への装飾、ボックスで重要箇所を囲うなどなど。
私はこのブログでは太字+黄色マーカー程度しか文字装飾を使ってませんが、これだけでもだいぶメリハリのある文面にすることができます。
WordPressには記事をカテゴリーに分けることができるのも便利ですね。
noteだとマガジンで疑似的に近いことはできますが、この点ではWordPressが柔軟性もあって有利だと思います。
書き始めるまでのステップ数
noteはメールアドレスとパスワードで登録したらすぐに書き始めることができます。
対して、WordPressはサーバーの契約、WordPressのインストール、テーマやプラグインの設定など、運営を開始するまでいくつものステップがあります。
この書き始めるまでの手間は無視できないポイントでしょう。
書きたいことがいっぱいあって、とにかく発信したいという方にWordPressの手間は大きなハードルとなりそうです。
アクセス経路の違い
noteは「おすすめ」や「タグ」、スキなどのコミュニケーションから自身の記事へ流入があります。
noteの中という閉じた空間にはなりますが、ユーザー数の多さもあって、それだけでも相応のアクセスが見込めます。
WordPressは基本的に導線自体も自分で作り上げなくてはなりません。
検索流入やSNSでの流入などですね。
SNSで多くのフォロワーさんを抱えているなどでもない限りは、最初のアクセスは雀の涙レベルです。
ブログを始めた方がやめていく理由の1つは、この初動アクセスの少なさなんじゃないかと思っています。
とはいえ、SEOが上手くはまれば、長い期間のアクセスが期待できるのは大きなメリットです。
短期的なアクセスを求めるならnote、長期的なアクセスを求めるならWordPressといったところでしょうか。
ちなみに、noteは検索エンジンに強いという話も聞くのですが、真偽は1ヵ月運営しただけではわからないので割愛します。
資産性とリスク
noteはプラットフォームに依存するため、突然のサービス終了などで積み上げてきたものが、一気に崩れる可能性があります。
仮に、終了前にデータをダウンロードできるとしてもnoteの強味であるユーザー間のコミュニケーションは途切れてしまい、以前のようなアクセスは望めなくなります。
WordPressは自分のドメイン、サーバーで運営するため、積み上げてきたものが一気にダメになるということはまずなりです。
仮にレンタルサーバーを使っていて、規約に反して追い出されるとしても、別のサーバー会社へ引っ越せば資産をそのまま残せます。
もちろん、規約に反するような運営しないのが大前提です。
資産性の点ではWordPressに軍配が上がると思います。
noteはすぐに執筆を始めたい人におすすめ
WordPressを運営している私がnoteを1ヵ月触ってみた所感でした。
文章を書くことに特化しているnoteですが、ブログとは似て非なるものと言った感じです。
WordPressのように準備に時間が取られませんし、執筆時も見出しや太字くらいのシンプルな装飾で、ササっと書くのに向いています。
また、SNSとしての側面もあり、他のnoteユーザーとの交流を通して、アクセスが見込めるのも始めたばかりでモチベーションを保つ一助となるでしょう。
とはいえ、カスタイズ性や資産性に関してはWordPressが有利。
この辺は上手に使い分けるのが良さそうです。
もしWordPressを運営していてnoteに興味持ちましたら、一度覗いてみてくださいませ。
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