先日、このブログがGoogle AdSense(アドセンス)に合格しました。
アドセンスと言えば審査の厳しさで有名ですね。
合格するポイントとしてPV(ページビュー)を挙げる方を散見します。
そこでこの記事では実際に合格したときのデータから本当にPVが必要なのか考えてみました。
アドセンスに合格しました
10月の初頭にこのブログ「よろづノート」がアドセンスに合格しました。
合格時のデータなど
アドセンス合格時のデータは以下の通り。
- 合格日:2025/10/1
- 審査日数:11日
- 記事数:19
- 月間PV:約150
- お問い合わせページ:あり
- プライバシーポリシーページ:あり
- アフィリエイト利用ページ:あり
よくアドセンス以外の広告があると審査に落ちるという話も聞きますが、アソシエイトメインの記事がある状態で合格しています。
アドセンスはアフィリエイトとは仕組みが異なるため、広告の貼り方が悪質でなければ問題はないと思われます。
アドセンス審査合格にPVが必要なのか考えてみる
アドセンスの合格にはPVが必要という情報を多々見受けます。
そこでその話は本当なのかを考えてみました。
合格時のデータから考えてみる
まずは実際のアドセンス合格時のデータから考えてみます。
このブログが合格したときの月間PVは約150、1日当たり約5です。
これはどう考えてもPVがあるとは言えないでしょう。
合格した方の中にはサイト自体は特に更新してないのに、PVが増えたら合格したことからPVが必要と考える方がいらっしゃるようです。
ただ、私が1日5PVで合格したことを考えると、PVは関係ないと思われます。
アドセンスの審査基準から考えてみる
アドセンスを掲載するWebサイトは下記のポリシーを守る必要があります。
AdSense プログラム ポリシー
Google パブリッシャー向けポリシー
両方を確認するとPVに言及している部分は見られません。
私もそうでしたが、大半の方が審査落ちする際の理由は「有用性の低いコンテンツ」だと思います。
指摘の通り、Webサイトのコンテンツの有用性が低いと判断されてます。
この「有用性=人から多くみられるのが価値あるコンテンツ=PV」という図式を想像させてしまうのかもしれませんね。
とはいえ、公的文書でPVに言及していない以上、やはりPVは関係ないと考えるべきでしょう。
アドセンス配信の仕組みから考えてみる
アドセンスは2024年2月からクリック報酬からインプレッション報酬に移行しました。
それに対し広告主(出稿)側はクリック課金、インプレッション課金などいくつかの課金体系があります。
これらの仕組みからGoogle側のコストの観点でPVの重要性を考えてみます。
Googleが収入を得るには広告が表示される or 広告がクリックされる必要があります。
それに対してGoogleのコストは広告を配信するサーバーコストになります。
この収入とコストの関係にPVは関係しません。
なぜなら、PVが増えれば収入が増えますが配信コストも増えます。
収入もコストもPVに比例するため、PVが多ければ利益率が上がるわけではないのです(利益は増えます)。
Googleからしたら、PVがあるWebサイトが望ましいものの、PVが少ないWebサイトを除外するメリットはありません。
むしろ、微々たる収入も逃さないのであれば、PVが少ないWebサイトでも広告を配信したいはずです。
【結論】アドセンス審査合格にPVは必要ない
「合格時のデータ」「審査基準」「配信の仕組み」の3点からアドセンス審査合格にPVが必要か考えて見ました。
結論はアドセンス審査合格にPVは必要ないです。
いくつかの視点で考えましたが、決定打はやはり合格時のデータでしょう。
1日当たり5PVはお世辞にもPVがあるとはいえません。
そんなWebサイトが合格したという事実がある以上、PVがないと合格しないというのは誤りと言えるでしょう。
おまけ:有用性のあるコンテンツとは
アドセンスの審査落ちの大半の方がぶつかる「有用性の低いコンテンツ」。
具体的にどこが有用性低いのかなどは教えてもらえず、どうすればいいのかわからないという方も多いでしょう。
有用性のあるコンテンツ、そのヒントはアドセンスが望む閲覧ユーザー像にあります。
Googleが収入を得るには、アドセンスは広告が見られる or クリックされる必要があります。
つまり、そのWebサイトのコンテンツをしっかりと読んでくれるユーザーさんを求めています。
例えば、あることについて調べているユーザーさんがしっかりと読むコンテンツはどんなものでしょうか?
私は他のWebサイトにはない情報があるコンテンツが読まれると考えます。
どんなに正しいことやテクニカルなことが書かれていても、他のWebサイトにあるような情報では読んでくれるユーザーさんは少ないです。
他に類がない独自性のあるWebサイトであることが重要だと思うのです。
私がアドセンスの審査に合格した際の最新の記事は「WordPressを運営している私がnoteを1ヵ月触ってみた所感」でした。
これ自体他に類を見ないかというとそうではないですが、実際の体験をベースに書いたことで独自性があると考えられます。
あと個人的にアドセンス審査に効果的だと思っているのが、アンケート企画。
これは独自性の強いコンテンツになります。
このブログ以外にもアドセンスに合格したWebサイトがあるのですが、そのWebサイトはアンケート企画の記事を複数書いたところで合格した実績があります。
おまけ「有用性のあるコンテンツとは」でした。
またPVの話に戻りますが、ユーザーさんがWebサイトをしっかりと読まれるかという点で考えると、重視されるのはPVよりも、滞在時間と直帰率かもしれませんね。
この記事がアドセンスに挑戦している方の参考になれば幸いです。
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